スケートボードとは
スケートボード(Skateboard)とは、一枚の板に車輪が付いた乗り物(運動用具)である。単にスケート(Skate)と呼ばれる他、日本ではスケボーと略して呼ばれることもある。スケートボードに乗ることはスケートボーディング(en:Skateboarding)。日本の愛好者間では「滑る」とも呼ぶ。スケートボードに乗る人間はスケートボーダー(Skateboarder)またはスケーター(Skater)。
2020年東京オリンピックで追加種目に採用された。
通常は四つの車輪を持つ一枚の板に足を固定せずに立って乗る。全長31インチ(約78cm)程度のものが一般的。
日本でのプロ認定や各種競技会(ストリート・スケートボード)は、スラローム世代の日本スケートボード協会(AJSA)が、フラットランドに関しては日本フラットランドスケートボード協会(JFSA)が執り行っている。
五輪界ではローラースポーツ競技の種目。国際競技連盟はワールドスケート。日本の国内競技連盟はワールドスケートジャパン。
※wikipedia参照
競技の種類
ストリートスタイル(Street)ストリート(街中)に存在する斜面、縁石、階段、手摺り等を技に利用する事から発展し、それらと同様の構造物を設置したスケートパークも存在する。コンテストではストリートリーグ / SLS(Street League Skateboarding)が世界最高峰の大会と認識されている。
パークスタイル(Park)
お椀型のくぼみを組み合わせたコースで滑走する競技。エックスゲーム(X Games)のスーパーパーク(Super Park)から発祥し、現在ではバンズ・パークシリーズ(Vans Park Series)が世界大会と認識されている。日本国内には国際大会を開催できるレベルのパークスタイルコースが数少ない。
フリースタイル(Freestyle)/ フラットランド(Flatland)
ボードに逆立ちする、ボードを横に倒して乗る、ボードを立てて乗るといった様々な技をフラットランド(平地)のみで行う。
バーチカル(Vertical)/ バート(Vert)
半円 / U字型の構造物(3m〜4m高)で滑走部分の最上部は垂直の90度となる。バーチカルランプ(スノーボードやインラインスケート等ではハーフパイプ)とも呼ばれ、トリックの難易度等を競う。
ビッグエアー(Big Air)
メガランプ(Mega Ramp)と呼ばれる超大型構造物を滑走し、例えるならば「スキージャンプ」と「空への発射台」の2つを組み合わせたもの。エックスゲームにて世界大会が行われている。
スラローム(Slalom)
一列に並べたパイロンを潜り抜けながら進んで行く。
練習環境
スケートボードは、競技としてやるにはきちんとした練習場が必要ですが、趣味として、ただ乗って遊ぶ分にはなんの専門施設もいりません。極論すれば、乗るボードさえあればどこでも楽しめます。
それでも路上で練習するには危険なことや、一般人に迷惑をかけずに共存するために、最近では専用の練習施設なども登場しています。
練習場所の候補となるものをいくつかご紹介します。
・路上
地面が舗装路などである程度の硬さがあればどこでも練習はできます。
ただし、本来乗り物として認められているわけではなく、移動手段でもないので、公道で練習することは歩行者、車などとの事故の原因となり危険ですので、 あくまで、交通量の少ない私道や、許可を得た私有地などで練習するのが推奨されます。
※道交法では、スケートボードは「ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為」として、「交通のひんぱんな道路」における使用が禁止されている。(道路交通法76条4項3号) 「ひんぱん」の基準に関しては明確な基準はないが、凡そ他の歩行者や車両等との交通の危険が生じうる程度の交通量がある場所と解される。
・スケートランプ
主に倉庫などを改造して、スケボーを練習できるように広場を作ったり、段差、トリック用の仕掛けなどを配置した設備。
近年ではトランポリン場と併設されていたり、ボルダリング場と併設されていたり、巨大な倉庫を改造した施設などの一部に設営されていることが多いです。
・スケートパーク、スケボーパーク
まだ数こそ少ないですが、近年登場の、スケボー専用練習場、各種競技の練習もできるように必要な設備などを備え、競技の練習も行えるようになっています。
もちろん広めの設備になっているところがほとんどで、好きに滑って遊ぶだけでも可。